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二重巻締法

この「二重巻締法」は1897年、アメリカ人のチャ−ルス・アムスとジュリアス・ブレジンガ−の二人によって完成されました。
二重巻締法とは、缶蓋のカール部(折り曲げた周縁部分)を缶胴のフランジ部分(周縁を外側に折り曲げた部分)に被せ、ロールによって巻き込むように圧着して、缶胴と缶蓋とを接合する方法です。缶蓋の部分と缶胴の部分とがそれぞれ二重になるところから「二重巻締」と言われています。二重巻締は、二段階の操作によって行われます。すなわち、最初に1stシーミングロールによって、缶蓋カールと缶胴のフランジをはめ合わせて巻き込み、次に2ndシーミングロールによって胴部を圧着します。巻き締めることによって、蓋のカール部内側に塗布されているシーリングコンパウンドが巻締内部の隙間に満たされて密封能を保っています。

二重巻締部位名称
巻締め後は下図のような名称になります。これらはよく使われる重要な名称です。

二重巻締の三要素
二重巻締は、シーマによって行われます。シーマ主要部分は「リフタ」「シーミングチャック」および「シーミングロール」の三つで成り立っています。これを「二重巻締の三要素」といっています。どのシーマも、主要部分は、巻締の三要素から成り立っており巻締原理や基本的な調整は変わりません。シーミングチャック、およびシーミングロールが取り付けられた部分を総称してシーミングヘッドといいます。 三要素の位置関係は下図の通りです。

シーリングコンパウンド(Sealing Compound)
缶詰の二重巻き締め部に用いるゴム状で弾性のある密封材料のことを言います。蓋のシーミングパネルとカール部分に所定の量を塗布することによって、蓋のカール部分と缶胴のフランジ部分が二重巻き締めされる際、蓋の内側に塗布されているシーリングコンパウンドがその隙間に圧入充填され、密封されます。つまり、内容物漏洩、空気の通過、外部からの細菌などの侵入を防ぎ、変敗を防止することができるわけです。 シーリングコンパウンドには、密封状必要な性質(弾性、可塑性、密着性、耐熱水性、耐油性など)だけでなく、内容物の風味を損なわず、食品衛生の面からも良好で、機械操作に適したライニング性や、乾燥性のよいことが要求されます。また、全缶種、全内容物に万能なシーリングコンパウンドはないので、各製品にあったものを選択して使用する必要があります。例えば、炭酸飲料には耐圧性が得られるよう、弾性が大きいもの、ツナ油漬けには耐油性のよいコンパウンドを使用するというわけです。